国際ランドスケープ写真賞 2015 | 2015 INTERNATIONAL LANDSCAPE PHOTOGRAPH OF THE YEAR



国際ランドスケープ写真家オブ・ザ・イヤー 2015 : LUKE AUSTIN

「僕は何もない大自然の風景の中での孤独を楽しんでいます。そこでカメラを持っていると、自分が心穏やかに、この世界の小さな違いを見つけて感謝していることに気がつきました」


2015年、481名のカメラマンによる2604枚の写真の中から国際ランドスケープ写真家に選ばれたオーストラリア、パース出身のルーク・オースティンさん。

普段はどんな写真を撮っているんだろう?とホームページを覗いてみると、意外な方面の写真家であるようなのだけど、日頃から自分の中の美意識を追い求め、そのダイナミックレンジに向き合うことがこの黒白のランドスケープ写真の中にも表現されているのかもしれない。私はそういう人が好きだ。




2ndフォトグラファー 2015:RICARDO DA CUNHA



3rdフォトグラファー 2015:WARREN KEELAN



最優秀ランドスケープ賞:LUKE TSCHARKE



霧賞:GUNAR STREU



長時間露光賞:GRANT GALBRAITH



空中撮影賞:WILL DIELENBERG



抽象賞:THIERRY BORNIER



雪氷賞:JON MARTIN



ランドスケープ写真家を芸術の追求へと駆り立てるものは一体何だろう。
自然の美しい瞬間を捕らえること自体が充分な見返りだと思う人もいるだろう。事実、そこには写真家の瞬間にかける情熱があり、大抵の場合、その壮大な自然の風景の中でカメラを構えることも同じぐらい楽しいことだ。

しかし、ランドスケープアート史には、単に自然の記録を残すことよりもはるかに深い意味合いと想像力、そしてインスピレーションが存在している。カメラマンの中には撮影した写真の色調を調整する人もいれば、それぞれの心象風景を投影する人もいる。

ランドスケープ写真には、カメラで撮影されたままの景色とカメラマンの想像力からなるものがある。2015年のトップ101作品の写真からわかるように、そこには数多くの異なるスタイルの指標から慎重に考慮された類い稀な構図があり、そのすべてのアプローチがランドスケープ写真を効果的なものにしていることは間違いないだろう。




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