グーグル・アースが捉えた地球上の変遷 | exhibition of google earth views maps the changing face of the planet


mind the earth展
デンマーク建築センター (http://www.dac.dk/en/front-page/)
2014年11月20日~2015年1月11日まで


11月20日からデンマーク建築センターで、過去数十年間に渡って大規模な変化を遂げた土地に注目した地球に捧げる展覧会が開催されます。
都市化とグローバル化は、地上からは目につかない方法で自然の景観を変えてきました。
マインド・ザ・アース展では、Google Earthの航空写真で撮影された大都市や建築物、破壊された資源を上空から眺めることで、今まで認識していなかった出来事に突然気が付かされることになります。



(左)ドバイ2003年(右)ドバイ2014年 [25°05'10.3"N 55°09'11.1"E]


この展覧会では地球上の小さな島々の町から大都市や広大な農林地帯と、それぞれの土地特有の問題がクローズアップされています。
来場者が暗い部屋の中へ入ると、室内のフロアには長い時間をかけて変化した土地の問題をテーマに、今まで知られていなかった事実や、考えさせられる観点が映し出されています。「写真は驚くほど美しいだけではなく、近代のグローバル化や都市化、あるいは気候の変化を見ることができます」と、デンマーク建築センターでコミュニケーションマネージャーを勤めるマーティン・ウィンター氏は話します。「来場者は展示された写真に目を奪われ、地球の多様性に驚くと同時に、資源は無限ではないこと、そして見た後には私たちは地球に対して連帯責任を持っていることに気が付くでしょう」




(左)ウズベキスタン アラル海1999年(右)ウズベキスタン アラル海2013年


この展覧会では『食料、エネルギー、交通、水』の4つのテーマに渡り、将来的な都市や地形の変化や、私たちの未来について考えさせられます。
マインド・ザ・アース展は、建築家で都市プランナーでもあるキャスパー・ブレンホルト・バックとライターのモルテン・ソンダーガードのコラボレーションによって実現しました。写真活動も行っているふたりは、この航空写真がどんな意味を持つのか話し合い、展示では私たちの住む世界は現在どう見えているのか、将来的にどんな変化を遂げるのか示唆しています。




ウズベキスタン アラル海の変遷(1999年から2013年) [Aral Sea]




(左)1975年アマゾン(右)2008年アマゾン




アマゾンの変遷(1975年から2008年)[State of Rondonia]




ボリビア 熱帯雨林の森林伐採 [16°46'05.6"S 62°48'54.0"W]




メキシコ  ネザ・チャルコ・イツァ地区(世界最大のスラム街) [19°24'11.8"N 99°00'37.2"W]




南極の海氷 [75°58'48.8"S 162°51'10.8"E]




ロサンゼルスの交差点 [33°55'45.9"N 118°16'49.4"W]




マニラの漁業スラム街 [14°39'15.2"N 120°56'45.2"E]




*画像にはGoogle Mapsでのポイントを追加しています。
展示会はデンマークで開催されているので観に行くには遠いですが、Google Earthで地球上をぐるぐる見ていると色んな発見がありますね。




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